レクリエーションは機能訓練の一つ


デイサービスでは、一日の流れにレクリエーションが組み込まれていることがほとんどだ。レクリエーションは娯楽だけでなく、利用者の身体機能の向上や脳の活性化、利用者同士の交流などの重要な役割を持っている。そのため、多くのデイサービスでは、レクリエーションを余暇活動や娯楽だけでなく、機能訓練の一環として捉えている。そのため、毎日欠かさずレクリエーションを実施するのが重要だ。とは言え、介護職が毎日のレクリエーションを考えるのは大変だ。レクリエーションを企画するのが大変な場合の対処法として、ネットで情報を集めるというものがある。ネット上には、評判の良かったレクリエーションの事例や企画のコツ、塗り絵の素材など、役立つ情報が溢れている。それらを試して、場数を踏んでいくと、少しずつ企画のコツもわかってくるだろう。

レクリエーションを大変と感じる理由に、利用者の参加率が低い、盛り上がらないというのもある。利用者の中には、子供っぽいと感じて参加に消極的な人や、内容が分かりづらくて参加できないと言う人もいる。ネットの情報を参考にしながら、誰もが楽しめてわかりやすいレクリエーションを企画することが大切だ。また、体を動かすレクリエーションを企画する場合は、介護職だけでなく機能訓練指導員の意見やアイデアを取り入れると良い。なお、参加したくないと思っている利用者に無理強いは禁物。誰しも好き嫌いはあるため、参加したくないという意思を尊重しなければならない。